A:一美里+毛内やすはる展 -Fragility- (TO OV cafe)

一美里+毛内やすはる展 -Fragility- (TO OV cafe 2012/6/12ー24)当ブログがはじまってから、気がつけばとっくに1年が過ぎていました。継続すれば何らか意味を見いだすことができるかもしれないので、淡い期待を抱きつつ続けてゆきたいと思うのですが、ほと…

A:清武昌 個展 ーしじまの余韻にー(さいとうGallery)

清武昌個展ーしじまの余韻にー(さいとうGallery 2012/2/21ー26)なんとほぼ半年ぶりの更新です。本来ならば年明け早々に再開するはずだったのですが、別の趣味にかまけていたせいで、すっかり機を逸してしまいました。しかしカウンターもなく、アクセス解析…

R:麺や亀陣「鶏白湯塩ラーメン」を食す

麺や亀陣「鶏白湯塩ラーメン」なんと、二ヶ月ぶりの「R」の記事です。この夏の暑さのせいで胃腸が弱っていたとはいえ、こんなことではいけません。しかしいざラーメンを食べに行こうと思っても、なかなか食指をそそるお店の情報が見当たらないのも事実(単に…

A:丹羽シゲユキ展ーHEAVENー(ギャラリー創)

丹羽シゲユキ展ーHEAVENー(ギャラリー創 2011/8/24-9/4)休みの日を利用して、気になっていた四つの展覧会を見ました。そのうちのひとつ、「ギャラリー創」で開催中の丹羽さんの個展について書きます。丹羽さんは札幌出身の方ですが、京都精華大学で学ばれ…

A:釜谷美由紀展 -紐帯- (ギャラリーミヤシタ)

釜谷美由紀展 -紐帯- (ギャラリーミヤシタ 2011/8/25-9/11)ことあるごとに異常気象だ、温暖化だと騒がれる昨今。今年はその騒動がぴたりとあてはまるような夏でした。けれどお盆を過ぎてみれば、秋の気配が感じられるようになるのはいつもの通り。暑い日は…

A:JAMANI個展(ギャラリー犬養)

JAMANI個展(ギャラリー犬養 2011/8/7-22)ススキノから国道三六号線を西に向かい、豊平川を渡って二つ目の信号を左へ。ビルの隙間から、おそらくこの辺りの土地が開拓されたのとほぼ同時に建てられたと思われる、えもいわれぬ雰囲気をまとった建物が姿を現…

A:谷口能隆写真展『Passage』<パリ&プラハ>(ギャラリーエッセ)

谷口能隆写真展『Passage』<パリ&プラハ>(ギャラリーエッセ 2011/8/16-21)札幌駅の北側、北大の正門からもほど近い好立地に「ギャラリーエッセ」さんがあります。本業は不動産屋さんなのでしょうか。隣にはそのオフィスがありますが、随分と贅沢な場所…

A:樽前arty2011×記憶の循環(苫小牧市立樽前小学校)

樽前arty(ギャラリーLEO他)×記憶の循環(苫小牧市立樽前小学校 2011/8/6-14)札幌のアートとラーメンの動向を追う当ブログとしては、今回はほんのりと番外編です。久しぶりに休暇を申請して、ドライブがてら苫小牧まで足を延ばしました。もちろんお目当て…

A:上遠野敏個展「ネ・申・イ・ム・光景」(CAI02)

上遠野敏個展「ネ・申・イ・ム・光景」(CAI02 raum1 2011/7/23-8/27)もう何年も前に、芸術の森美術館に友人と行ったときのことを思い出しました。ちょうど「北の創造者たち 虚実皮膜」という展覧会が開催されていて、当時の僕にとっては何やらわけのわから…

A:河合春香・中村美沙子「つつまれる」たましい、こころ、からだ、うまれゆくのはいまのいろ。(CAI02)

河合春香・中村美沙子「つつまれる」たましい、こころ、からだ、うまれゆくのはいまのいろ。(CAI02 raum2/3 2011/7/30-8/9)いままでひっそりと書いてきたこのブログ。うっかりTwitterを始めてしまったせいで、にわかに反響をいただいているようです。小心…

O:雑記 「Twitter」はじめました

時流というものと無縁であることは決して本意ではないので「Twitter」をはじめてみました。友人にそそのかされたのと、酔った勢いに負けたせいとも言えます。しかしこれ、扱いが難しいですね。活用できる気がまったくしませんし、利用することをとくに正当化…

A:エントランスアートvol.91 引山絵里エキシビション「きせつをまつ」(STV北2条ビル)

エントランスアートvol.91 引山絵里エキシビション「きせつをまつ」(STV北2条ビル 2011/7/25-8/14)蝦夷梅雨という気象用語らしきものがあるそうです。はじめて聞きました。そもそも北海道には梅雨がないというのが定説で、近年の梅雨らしき気象は地球温暖…

A:本郷新記念札幌彫刻美術館開館30周年記念 「具象彫刻30人展−北の作家たち−」

「具象彫刻30人展−北の作家たち−」(本郷新記念札幌彫刻美術館 2011/7/16-9/4)今年の彫美の企画はなかなか魅力的です。以前記事に書いた「抽象彫刻30人展」のつづき。こんどは「具象彫刻30人展」がはじまりました。ひとりの作家の表現も多様で、ひとことで…

A:Plus1 Condensation(コンチネンタルギャラリー)

Plus1 Condensation(コンチネンタルギャラリー 2011/7/21-8/7)最近にわかに仕事が忙しくなり、珍しく前回の記事から間が空いてしまいました。見逃した企画も多く残念ですが、それもまた巡り合わせ。躍起になってすべてを見ようとするよりも、たまたま出会…

A:茶室DEアート(紅桜公園茶室 寿光庵)

茶室DEアート(紅桜公園茶室 寿光庵 2011/7/16-18)しとしとと降る長雨が、夏の緑をけぶらせます。そんななか、当ブログに何度かご登場いただいている澁谷俊彦さんの講演とインスタレーションを目当てに、紅桜公園の「木乃実茶屋」と茶室「寿光庵」にお邪魔…

A:白鳥洋一「さっぽろ絶景 花火」展(ギャラリーレタラ)

白鳥洋一「さっぽろ絶景 花火」展(ギャラリーレタラ 2011/7/1-28)札幌という街は、つくづく住みよい街だと思います。ラーメンは美味しいし、季候もよい。規模もちょうど良く、ほどよく都会でそれなりに田舎でもある。自然が豊かで、文化も育っている。よく…

A:加藤委展 NORTH SEA ROAD 「サンカクノココロ」 (ギャラリー創)

加藤委展 NORTH SEA ROAD 「サンカクノココロ」(ギャラリー創 2011/7/9-18)雨の気配を感じつつ、「ギャラリー創」さんにお邪魔しました。設立からまだ4年なのですね。しかしながら、現代アートの制作に励む作家の足がかりとして、あるいは道外作家の紹介の…

R:凡の風「塩ラーメン」を食す

凡の風「塩ラーメン」アートとラーメンの批評をするという珍妙なこのブログ。早くもというべきか、ようやくというべきか、記事の数が二〇本を数えました。厳密な論理性や学問的な裏付けなどは一切気にせず、筆の進むままに書き連ねていますので、話題が飛ん…

O:「A&R」について

つい先ほど知ったのですが、当ブログのタイトルに用いている「A&R」という言葉は、音楽業界では「Artist and Repertoire」の意味で用いられ、レコード会社における「アーティストの発掘・契約・育成とそのアーティストに合った楽曲の発掘・契約・制作」(Wik…

A:波のゆくさき 神粼剣抄 個展 2011(CAI02)

波のゆくさき 神粼剣抄 個展 2011(CAI02 raum1 2011/6/28-7/13)ようやく夏らしい暑さです。冷たいものを美味しくいただけることを思えば、悪くない季節なのですが、あいにく体調の方が最悪。うっかり風邪をひいて壊したお腹が、あまり食べ物を受け付けてく…

A:加藤宏子 彫刻展(ギャラリーミヤシタ)

加藤宏子 彫刻展(ギャラリーミヤシタ 2011/6/22-7/10)街中から西進した円山の一歩手前あたり。裏参道からはずれ住宅街へと入り込んでいくと、一軒の家宅と見まがいそうで、けれどある種の人には明らかにそれとわかる、「ギャラリーミヤシタ」さんがありま…

A:sumomo展 ひらがな表 de art(ART-MANgallery)

sumomo展 ひらがな表 de art(ART-MANgallery 2011/6/28-7/3) 東区と中央区との境にほど近く、しかし創成川イーストと呼ばれる再開発地区からはちょっと離れた、古き札幌の面影が残る一角にある「ART-MAN gallery」さんにお邪魔しました。街のはずれにひっ…

A:中橋修展「内包 ーここにいるー 時と場と人の内に包まれて 今 ここにいる」(紀伊國屋書店札幌本店2階ギャラリー)

中橋修展「内包 ーここにいるー 時と場と人の内に包まれて 今 ここにいる」(紀伊國屋書店札幌本店2階ギャラリー 2011/6/25-30)雨が降りそうな気配です。厚い雲はもこもことした立体感を増し、夏の雲の様相を見せつつありますが、漂う空気はひんやりとした…

A:「my DO YOU」渡会純价展 「にっぽんの童謡」展 (大丸藤井セントラル スカイホール)

「my DO YOU」渡会純价展 「にっぽんの童謡」展 (大丸藤井セントラル スカイホール 2011/6/21-26)肌寒い日が続いています。上着を一枚羽織って出かけるのがちょうど良く、動いて暑くなれば脱げばいい。僕はこのぐらいの気温が好きですよ。しょっちゅう寝冷…

A:濱田直巳個展「音景 no.5 ーギャラリー創の場合ー」(ギャラリー創)

濱田直巳個展「音景 no.5 ーギャラリー創の場合ー」(ギャラリー創 2011/6/10-26)突然空いた時間ができたため、これ幸いと「ギャラリー創」さんをお訪ねしました。開催されているのは濱田直巳さんの個展です。素敵なフライヤーを拝見して興味を持ちました。…

A:小林由佳写真展 《それはみずのようなもの。》(ギャラリー門馬ANNEX)

小林由佳写真展 《それはみずのようなもの。》(ギャラリー門馬ANNEX 2011/6/17-26)今期何日目かの夏日となった午後、旭が丘の「ギャラリー門馬ANNEX」さんにお邪魔しました。周辺は、むわっとする草いきれと、ハリエンジュの甘い香りが漂います。札幌もも…

A:中井泉展ー白い世界IIー(TO OV cafe)

中井泉展ー白い世界IIー(TO OV cafe 2011/6/14-26)ススキノの南西の奥、繁華街の喧噪から一歩遠ざかったあたりにある、「TO OV cafe」(ト・オンカフェ)さんにお邪魔しました。素敵なカフェです。木製の重厚なドアを開けると、まぎれもないカフェスペース…

A:これから下りていこう / 斎藤周 (TEMPORARY SPACE)

これから下りていこう / 斎藤周 (TEMPORARY SPACE 2011/6/11-6/26)北大のキャンパスの北東の端、通称「ななめ通り」沿いにある「TEMPORARY SPACE」さんにお邪魔しました。遠くから見ると普通の木造の一軒家なのですが、近寄ってみると正面間口は総ガラス…

A:松久恵理個展 -28- 向き合い、叫ぶこと。大切にすること。(ギャラリー門馬&ANNEX)

松久恵理個展 -28- 向き合い、叫ぶこと。大切にすること。(ギャラリー門馬&ANNEX 2011/6/4-13)旭ヶ丘の閑静な住宅街にひっそりと佇む、「ギャラリー門馬」さんにお邪魔しました。周囲に住宅があるものの、なんだか自然のなかのギャラリーといった風情です…

A:畠山雄豪/志田文実 二人展「光模様」(富士フイルムフォトサロン札幌)

畠山雄豪/志田文実 二人展「光模様」(富士フイルムフォトサロン札幌 2011/6/3-8)焼きトウモロコシの香りに鼻腔をくすぐられつつ、ふたつめの寄り道です。フライヤーの写真に惹かれて訪れたのは、移転して新装された(ずいぶん前のことですが)「富士フイ…